要点
直した文だけを作り直し、音声と字幕は丸ごと書き出し直して、編集ソフトの古いものと入れ替えます。2,802字のうち1文を4字のばして作り直すと、5.2秒・25(ラクナレの利用の単位。標準精度なら台本1字で1クレジットを使う)で済み、その文から後ろの字幕67枚が1.04秒ずつ後ろへずれました。映像を先に合わせていたなら、直した文の位置から後ろを、のびた秒数だけずらします。
試したのは2026年9月25日で、ラクナレの声 Leda・テンポ「標準」・(ラクナレの音声の作り方の1つ。1字1クレジットで、ときどき一部を読み飛ばす)で作った91文・7分49秒のナレーションを使いました。台本の作り方から書き出しまでの全体は、AIナレーションの作り方に載せています。
1文だけ作り直すと、何が変わった?
29文目の「声にしたら、必ず最初から最後まで聴きます。」を、「声にしたら、必ず最初から最後まで、通して聴きます。」に書き換えました。「音声を生成」を押すと、作り直されたのはこの1文だけで、ほかの90文は前の音声をそのまま使いました。
| 見たところ | 結果 |
|---|---|
| 直した文の音声の長さ | 3.371秒から4.411秒へ |
| 1〜33枚目の字幕 | 変わらない |
| 34〜100枚目の字幕(67枚) | すべて1.04秒後ろへ |
| 全体の長さ | 7分49.001秒から7分50.041秒へ |
| 作り直しにかかった時間 | 5.2秒 |
| 使ったクレジット | 25 |
直した文の字幕は、字数が増えて2行になりました。始まりの時刻は2分25.788秒のままで、終わりが1.04秒のびています。
直す前
34
00:02:25,788 --> 00:02:29,159
声にしたら、必ず最初から最後まで聴きます。
直した後
34
00:02:25,788 --> 00:02:30,199
声にしたら、必ず最初から最後まで、
通して聴きます。
どうして後ろの字幕まで動く?
書き出す音声((音を圧縮せずに入れる音声ファイルの形式。ほとんどの動画編集ソフトが読める))は、全部の文を1本につないだファイルだからです。文と文の間には0.18秒の無音が入り、字幕の時刻もそれぞれの文の実際の長さから作ります。1文が1.04秒のびれば、その後ろの文は全部1.04秒遅れて始まります。
ラクナレの画面では、文ごとに音声を聴けますが、書き出しは章ごとです。1文ぶんの音声だけを書き出して、編集ソフトの中で差し込む形にはなっていません。ずれの原因の見分け方は、ナレーションと字幕のタイミングがずれるときは?にまとめています。
編集ソフトでは、どう入れ替える?
- 直す前に書き出した字幕(SRT)を、別の名前で残しておく
- 台本の文を直して、「音声を生成」を押す
- 「音声と字幕を書き出す」で、新しいWAVとSRTを受け取る
- 編集ソフトで古いWAVとSRTを外し、新しいものをタイムラインの先頭から置く
- 新旧のSRTで、最後の字幕の終わりの時刻を比べる(今回は7分49.001秒と7分50.041秒で、差は1.04秒)
- 映像やBGMを先に合わせていたなら、直した文の始まり(今回は2分25.788秒)から後ろを、差の秒数だけ後ろへずらす
音声と字幕は同じZIPから出ているので、この2つどうしはずれません。動かすのは、あとから声に合わせて並べた映像やBGMのほうです。新しいファイルの読み込みの手順は、SRT字幕を動画編集ソフトに読み込む方法にあります。
試したのは文がのびる場合だけですが、つなぎ方は同じなので、短くなったときは後ろが前へ詰まります。差の秒数は、同じように最後の字幕の終わりの時刻で分かります。
クレジットは、どれだけ使う?
使うのは、作り直した文の字数ぶんです。今回は25字の文なので25クレジットで、ほかの90文の2,781字ぶんは使いませんでした。
変わっていない文を前の音声で済ませられるのは、有料プランで最初の生成から30日、フリープランで7日のあいだです。20字に満たない文は、20字として数えます。外注で1文を録り直すといくらかかるかは、ナレーションは外注とAIでいくら違う?で比べています。
読みだけ直すときも、同じ?
読み方辞書や読みの指定で直したときも、その文だけを作り直すのは同じです。16文のうち読み違えた2文を直したときは、2文だけが作り直され、53クレジット・11秒でした。字幕の文字は元の表記のまま残ります。このときの後ろの時刻は測っていませんが、声の長さが変われば、同じつなぎ方なので後ろの字幕も動きます。読みの直し方は、読み上げの声が名前を読み違えるときは?に載せています。