要点
全部の字幕が同じだけずれているなら、字幕を置いた位置の問題なので、字幕をまとめて動かします。1枚だけずれているなら、長い文が2枚の字幕に分かれた境目なので、その1枚だけを声に合わせます。2026年9月23日にラクナレで作った字幕では、56字の文が分かれた境目が、前後とも「00:00:12,885」という同じ時刻になっていました。
全部の字幕が同じだけずれるのは、なぜ?
字幕の時刻は、動画の頭からの時間で書かれているからです。2026年9月23日にラクナレで作った(字幕の文字と、表示する時間を並べたファイルの形式。多くの動画編集ソフトが読み込める)も、1枚目は「00:00:00,000」から始まっていて、動画のいちばん頭に声が来る前提で作られています。
よくあるのが、DaVinci Resolve で字幕が1時間後ろに並ぶずれです。新しいタイムラインは標準で 01:00:00:00 から始まるので、字幕をタイムラインの頭へドラッグして置き直します。タイムラインの開始と、タイムコードどおりに置く方法、置いたあとで全部の字幕を選んで前後にまとめて動かす方法は、Blackmagic Design のDaVinci Resolve 21 リファレンスマニュアルの字幕の章(59章)に説明があります。ソフトごとの読み込みの手順は、SRT字幕を動画編集ソフトに読み込む方法へ。
1枚だけずれるのは、なぜ?
長い文が、2枚の字幕に分かれた所で起きます。1つの文の声は1つの音声なので、その中のどこで字幕を切り替えるかは、文字の数をもとに割り振っているからです。
ラクナレで7文の台本から作った字幕では、56字の文が次の2枚に分かれました(2026年9月23日)。
3
00:00:10,062 --> 00:00:12,885
聞き手は読み返すことができないので、
4
00:00:12,885 --> 00:00:19,273
いちばん大事な言葉は文の終わりのほうに置き、
言い切ってから次の話へ移ります。
3枚目の終わりと4枚目の始まりが、同じ「00:00:12,885」になっています。ラクナレの字幕は、文と文のあいだに0.18秒の無音を入れて時刻を作るので、ほかの境目は必ず0.18秒あきます。前の字幕の終わりと次の字幕の始まりが同じ時刻の所が、1つの文から分かれた境目です。声とずれて聞こえるときは、その境目だけを、声の切れ目に合わせて動かせば足ります。
だんだんずれていく場合
ラクナレの字幕は、書き出した音声の実際の長さから時刻を作っています。上の字幕の台本では、7文の音声の長さの合計が38.40秒で、あいだの0.18秒の無音6回を足すと39.48秒になり、最後の字幕の終わり(00:00:39,477)と合いました。同じZIPで書き出した音声(WAV)と字幕をそのまま使えば、作りの上では、後ろへ行くほどずれが大きくなることはありません。
音声と字幕を書き出して並べるまでの流れは、AIナレーションの作り方で2,802字の例を見られます。