要点
字幕ファイル(SRT)は、Premiere Pro・DaVinci Resolve・CapCut・YMM4 のどれでも読み込めます。CapCut だけは、スマホ版では読み込めません。DaVinci Resolve は、字幕をタイムラインの頭へドラッグすると、声と同じ時刻に並びます。
CapCut で読み込めるのはパソコン版とWeb版で、スマホ版は公式ヘルプ(2026年2月5日付)で対応していません。YMM4 は、ゆっくりMovieMaker4 のことです。手順は、2026年9月22日に各社の公式の説明で確かめたものです。
SRTファイルには何が書いてある?
字幕の「番号」「表示する時間」「文字」が、この順に並んだ文字だけのファイルです。時間は動画の頭からの経過時間で、「時:分:秒,ミリ秒」の形で書きます(米国議会図書館のSubRip Subtitle format、2026年5月27日更新)。
1
00:00:00,000 --> 00:00:05,691
ナレーションの台本は、目で読む文章よりも
短い文で書くと、聞き取りやすくなります。
2
00:00:05,871 --> 00:00:09,882
一つの文には、
伝えたいことを一つだけ入れます。
これは2026年9月23日にラクナレで作ったSRTの最初の2枚で、1枚目の終わり(5.691秒)と2枚目の始まり(5.871秒)のあいだに0.18秒あきます。これはセリフとセリフの間に入れている無音と同じ長さで、字幕と一緒にZIPで書き出す音声(WAV)にも、同じ0.18秒の間が入っています。
Premiere Proで読み込むには?
- SRTファイルを、ほかの素材と同じようにプロジェクトに読み込みます
- プロジェクトパネルから(Premiere Pro で、素材を並べて1本の動画にする作業台)へドラッグし、シーケンスの中にドロップします
- 新しい(Premiere Pro の中で、字幕を並べておく段)が作られ、字幕が並びます
ドロップする位置はシーケンスのどこでもよく、並んだ字幕はテキストパネルで直接直せます。出典は Adobe の公式ヘルプImport caption file from third-party service(2026年1月7日更新)です。
DaVinci Resolveで読み込むには?
- (DaVinci Resolve で、読み込んだ素材を置いておく場所)の空いた所を右クリックし、「Import Subtitle」でSRTファイルを選びます。ほかの素材と同じようにメディアプールへドラッグしても入ります
- 入った字幕のクリップを、ビデオトラックの上の空いた所へドラッグします。字幕トラックができて、ファイルの最初の字幕を置いた位置から順に並びます
タイムラインの頭へドラッグすれば、音声と同じ時刻に並びます。字幕のクリップを右クリックして「Insert Selected Subtitles to Timeline Using Timecode」を選ぶ方法では、字幕が1時間後ろに並ぶことがあります。新しいタイムラインは標準で 01:00:00:00 から始まり、ラクナレのSRTは 00:00:00,000 から始まるためです。出典は Blackmagic Design のDaVinci Resolve 21 リファレンスマニュアル59章「Subtitles and Closed Captioning」で、メニューの名前は英語版のマニュアルのとおりに書いています。
CapCutで読み込むには?
読み込めるのはパソコン版とWeb版です。パソコン版の手順は次のとおりです。
- 字幕を付けたいプロジェクトを開きます
- 上のメニューの「キャプション」から「キャプションの追加」を選びます
- 「ファイルのインポート」でSRTファイルを選ぶと、時間どおりに字幕が並びます
Web版は、左の「キャプション」から「キャプションファイルをアップロード」を選びます。Web版で読み込めるのはSRTだけで、パソコン版はSRTのほかに時刻つきのテキストファイル(.txt)も読めます。出典は CapCut の公式ヘルプ字幕のインポート方法(2026年2月5日付)です。
YMM4で読み込むには?
SRTファイルをタイムラインへドラッグ&ドロップすると、字幕の時間どおりにテキストアイテムが並びます。読み込める字幕ファイルは .srt と .sub です。ラクナレの音声(WAV)は字幕とは別のファイルなので、タイムラインへは別に置きます。出典は YMM4 の配布元の字幕ファイルをもとにボイス/テキストアイテムを追加するです。
読み込めない、思った形にならないときは?
| 起きること | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| DaVinci Resolveで字幕が1時間後ろに並ぶ | タイムラインが 01:00:00:00 から始まり、SRTは 00:00:00,000 から始まる | 字幕のクリップをタイムラインの頭へドラッグして置く |
| スマホのCapCutで字幕ファイルを選べない | スマホ版は字幕ファイルの読み込みに対応していない(公式ヘルプ、2026年2月5日付) | パソコン版かWeb版で読み込む |
| CapCutのWeb版でテキストファイルが読めない | Web版が読めるのはSRTだけ | SRTで書き出したファイルを使う |
| YMM4で字幕がボイスアイテムになる | 「>> キャラクター名: セリフ」の形の行はボイスアイテムになる決まり | ラクナレのSRTは話し手の名前を書かないので、そのまま読み込めばテキストアイテムになる |
| 字幕の文字が化ける | ソフトが別の文字コードで読んでいる | ラクナレのSRTはUTF-8で、CapCutの公式ヘルプもUTF-8を求めている。ソフトの読み込みの設定で文字コードを選べるなら、UTF-8にする |
字幕の文字が化けたときの見分け方と直し方は、SRTが文字化けするときは、化け方の形で原因が分かるにまとめています。
ラクナレの字幕は1枚42字、1行22字までで、行と字幕は言葉の切れ目で分けます。1つのセリフが長くて字幕が2枚以上になるときは、そのセリフの時間を文字数をもとに分けるので、その所だけ声と字幕の切り替わりが少しずれることがあります。見分け方は、前の字幕の終わりと次の字幕の始まりが同じ時刻になっている所です。セリフとセリフのあいだなら0.18秒あくので、同じ時刻の所は1つのセリフから分かれた境目だと分かります。読み込んだあと、その境目だけを声に合わせて動かせば足ります。
台本から音声と字幕を作るところまでは、AIナレーションの作り方に2,802字で1本作った記録を載せています。